2017年にSFCを取得するためSFC修行を実行します。できるだけ費用を抑え、かつ仕事に支障がないように工程をたてました。
目次
目標
SFC修行の目標です。
- 2017年中にプラチナ取得&SFC申込み
- 航空券の総額は30万円以下に抑える
- 土日の工程を中心とする
仕事をしながらのSFC修行のため、できる限り土日で完結する工程とします。さらに費用も抑えたいので「いつ」「どこに」「どの航空券で」行くかが重要です。
SFC修行の費用対効果を表す指標のひとつに『PP単価』があります。
PP単価とは
プレミアムポイント単価を略してPP単価、つまり1プレミアムポイントを取得するために何円かかったかを表します。
例えば、50,000PPを取得するために50万円かかった場合はPP単価10円という感じです。
PP単価の相場
SFC修行ブログを見ているとPP単価は8~12円で実行している方が多いようです。つまり、総額40~60万円です。
SFCの価値を考えると決して高くない出費かもしれませんが、少しでも費用を抑えたいのが本音。
【SFC修行】修行をはじめる前にで検討したとおり、我が家は「海外発券」を主軸に総額30万円以下(PP単価:6円以下)
で修行を完了する予定です。
工程
さっそく実際の工程を紹介します。
利用する航空会社はANAと中国国際航空(エアチャイナ)です。
※NH:ANA便、CA:エアチャイナ便
東京から出発する場合は全て羽田空港を利用します。(成田発着はなし)
また獲得予定PP・マイルは「ANAワイドゴールドカード」保有として算出しています。
修行1回目:8,360PP
日数:日・月の2日間(有給休暇1日取得)
往路はエアチャイナのビジネスクラスに乗って北京経由でクアラルンプールに行きます。復路はANAのエコノミークラスに乗ってクアラルンプール→羽田の直行便です。
行きはエアチャイナで帰りはANA?
と疑問に思ったあなたはスゴイ!
理由については後半で。
追記:修行1回目が完了しました。
修行1回目(4/23-4/24)8,360PP獲得
修行2回目:9,902PP
日数:土・日の2日間
往路は羽田→石垣→羽田と国内線を往復してPPを稼ぎつつクアラルンプールに行きます。復路はクアラルンプール→羽田の直行便です。全てANAのエコノミークラスに搭乗します。
追記:修行2回目が完了しました。
修行2回目(5/20-5/21)9,902PP獲得
修行3回目:9,902PP
日数:土・日の2日間
内容は修行2回目と同様です。
追記:修行3回目が完了しました。
修行3回目(6/10-6/11)9,902PP獲得
修行4回目:9,902PP
日数:土・日の2日間
内容は修行2、3回目と同様です。
追記:修行4回目が完了しました。
修行4回目(7/8-7/9)9,902PP獲得
修行5回目:12,296PP
日数:土・日・月の3日間(有給休暇1日取得)
往路は羽田→那覇→羽田と国内線を往復してPPを稼ぎつつクアラルンプールに行きます。復路は北京経由で羽田に戻ります。往路はANAのエコノミークラス、復路はエアチャイナのビジネスクラスです。
追記:修行5回目が完了しました。
修行5回目(7/29-7/31)12,296PP獲得
獲得予定PP合計
全5回の修行で50,362PPを獲得しプラチナ達成の予定です。また獲得予定マイルは36,672マイルです。
そして航空券の総額は
276,790円です!
30万円を大きく下回り、PP単価は5.5円となりました。費用内訳については後半で。
- 予約は2017年2月下旬に行いました。
- 現在での金額とは異なる可能性がありますのでご了承願います。
どうやってPP単価を抑えたのか
PP単価5.5円を実現したのは「海外発券」の利用です。
海外発券とは
通常の往復航空券は、国内→海外/海外→国内のセットになります。(説明上、国内発券と呼びます)
これを、海外→国内/国内→海外のセットにすることを海外発券と言います。
メリット
海外発券はたくさんのメリットがあります。
- 国内発券より安い
- 国内線乗継の追加料金も安い
- 変更・キャンセルの融通がきく
- 滞在日数の融通がきく
まさに修行のための航空券と言っても大げさではないと思います。
デメリット
海外発券のデメリットはただひとつ
- 海外から出発しなければならない
このデメリットも、国内発券の航空券を組み合わせることによって解消できます。
航空券の組み合わせ
上記で説明した工程では、
- 国内発券1セット
- 海外発券4セット
の航空券から構成されています。
つまり、
修行1回目の往路と修行5回目の復路の間に海外発券工程をこなすことで海外発券のデメリットを解消しています。海外発券部分は石垣と那覇の2パターンを予約しました。
具体的な予約方法について説明します。
国内発券の予約
往路:羽田→北京→クアラルンプール
復路:クアラルンプール→北京→羽田
を予約しました。
エアチャイナの予約だけをみると、4月下旬にクアラルンプールに行き、7月下旬に日本に帰国する旅程となります。航空券には滞在日数の制限があるので、修行工程を長くとる場合は注意して下さい。
航空券はエアチャイナの公式サイト(日本語対応)から予約できます。予約するときにはクレジットカード決済が必要になります。
予約クラス
エアチャイナはビジネスクラスに搭乗することが重要です。エコノミークラスは安い反面、獲得PPも少なくなります。
エアチャイナのビジネスクラスはコストパフォーマンスに優れているため、修行のために選ぶなら断然ビジネスクラスです!
海外発券の予約(石垣パターン)
往路:クアラルンプール→羽田
復路:羽田→石垣→羽田→クアラルンプール
を予約しました。
旅程の検索方法について説明します。まずはANA公式サイトの国際航空券予約の「複数都市」を選択します。
1:クアラルンプール→羽田
2:羽田→石垣
3:石垣→羽田
4:羽田→クアラルンプール
1は前回修行の復路となる日程、2~4は次回修行の往路となる日程を指定します。石垣はPP稼ぎのために行くだけなので、2~4は同日となります。
この旅程の航空券は49,610円です。安い!
予約クラスが、
国際線:Sクラス/国内線:Bクラス
となっていると最安値になるようです。必ず予約クラスを確認して下さい。
2017年修行時点の予約クラスおよび購入金額です。
旅程の詳細は以下です。
早朝出発は嫌だ
旅程詳細を見ると羽田→石垣が6:20出発となっています。空港近くに住んでいないと前泊が必要です。これは困りました。
羽田→石垣の「他のフライトを見る」を選択すると
直行便の他のフライトがありません!
そんなに羽田~石垣便ってマイナーなの?
と思いつつ、国内線予約を検索してみると
11:25出発がありました。しかし、国際線の複数都市で検索すると表示されません。何度試してもダメでした・・・
諦めきれずANAの予約デスクに電話です。
すると、、、
- システムの不具合なのか11:25出発が表示されない
- ANA予約デスクでは空席が確認できる
ということで、その場で予約してもらました!
しかも通常の電話予約でかかる発券手数料の5,400円もナシです。(システムの不具合が原因だから?)
ということで、早朝出発が回避できました。
WEB予約でうまく検索に表示されない場合は電話してみるのも大事ですよ!
海外発券の予約(那覇パターン)
往路:クアラルンプール→羽田
復路:羽田→那覇→羽田→クアラルンプール
を予約しました。前述の石垣パターンと同じ方法で検索します。
1:クアラルンプール→羽田
2:羽田→那覇
3:那覇→羽田
4:羽田→クアラルンプール
この旅程の航空券も49,610円でした。
2017年修行時点の予約クラスおよび購入金額です。
石垣パターンとの違い
単純に獲得PPとマイルが違います。石垣パターンのほうがPP・マイルが多いです。
石垣:9,902PP
那覇:8,942PP
その差は約1,000PP、大きな差です。
ですが、那覇パターンを組込んでも50,000PPが達成できる計算だったので気分転換のためにも那覇を選択しました。また、羽田~那覇便のほうが便数が多いのでスケジュール選択の幅が広がります。
合計金額
2月下旬に全ての航空券をまとめて予約しました。
内訳は
- 国内発券:81,470円
- 海外発券:48,830円×4
で、合計金額は276,790円でした。
前述の予約検索画面を確認したのは3/28なので、2月下旬時点より少し価格が上がっています。それでも合計金額は30万円以内で収まります。
費用を抑えて修行したいかたは是非参考にしてみて下さい。
注意点
ここまでオススメポイントばかり書いていましたが、注意点もあります。
すべての工程をあらかじめ確定
海外発券を前回修行からつなげていく必要があるので、すべての工程をあらかじめ確定しておく必要があります。
航空券自体の変更は手数料を払えば可能ですが、万が一空席が無くなってしまった場合、クアラルンプールから帰ってこれない可能性があります。そうなると次回修行の工程も見直す必要がでてきて結果として手数料が多くかかります。
PP単価の増加にもつながるので全行程を確定してから予約することをおすすめします。
中国国際航空(エアチャイナ)
エアチャイナの口コミを検索すると悪い評判が目につくと思います。国際線は日系じゃないと・・・と思う人も多いと思います。
修行のためPP単価のため、と割り切れるなら良いですが、そうでない場合はすべてANA便での旅程を組んだほうがいいかもしれません。
とはいえエアチャイナはビジネスクラス搭乗なので、ひどい目には合わないと楽観しています。
待ち時間の過ごし方
各空港で待ち時間が発生します。
例えば修行1回目のクアラルンプール空港では約16時間の待ち時間です。空港内施設も充実しているようですが、夜に到着して翌日昼までの待ち時間なのでホテル泊もしくはラウンジ利用がよいかなと思っています。
※実際に修行を実行するのはねこマイラー夫なので、過ごしかたは夫にまかせます。
飛行機に乗っても疲れて、待ち時間でも疲れて、では翌日の仕事に支障がでると思います。ですが、これについては『ただ飛行機に乗って往復するだけ(修行)』という性質上、仕方ないことですよね。
海外発券プランに合っているか
まとめると、以下の人が海外発券プランに合っている人と言えます。
- 先の予定まで確定できる
- 日系以外の国際線も気にしない
- 修行のためと割り切って多少の苦労も耐えられる
- 有給休暇を取得しやすい
逆に合っていないのは以下の人です。
- 急な予定変更がよくある
- 国際線は日系がいい
- 修行と兼ねて旅行したい
修行1回目と5回目に有給休暇を取得する必要がありましたが、これに関しても予約がうまくとれれば回避することができます。(土日月の3連休に実行する、など)
修行と兼ねて旅行したい、に関しては海外発券プランでも計画次第で実現できます。ただ、毎回旅行場所が同じ(我が家のプランだとクアラルンプール)になってしまうので、楽しみ半減ですね。
まとめ
PP単価5.5円、総額28万円以下のSFC修行工程の紹介でした。
今回はクアラルンプールへの旅程のみとしましたが、他の都市でも応用できると思います。
- 海外発券でPP単価を抑える
- 国内線乗継をプラスして獲得PPを増やす
- コスパの良いエアチャイナのビジネスクラスを利用
これでPP単価を安くすませることができました。参考になれば嬉しいです。
マイル活動をはじめてみると驚くほど大量のマイルが貯まります。
20万マイルはハワイ往復航空券×5回分に相当します。
普通の会社員である私ができたので、みなさんもきっとマイルが貯められるはずです。
マイルを貯めて、毎年海外旅行に行きませんか?
誰でも簡単にマイルが貯められる方法を紹介します。
初めまして!
最近こちらを知り、ルート等参考にさせていただいております(^^)
分かりやすく記載頂いていて有り難いのですが、
1点不明な点がありまして、コメントさせていただきました!
海外発券の購入の所で、
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
予約クラスが、
国際線:Sクラス/国内線:Bクラス
となっていると最安値になるようです。必ず予約クラスを確認して下さい。
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とあるのですが、
私が検索するとどうしても全てSクラスのものしかでてこず、
SクラスとBクラスを組み合わせたものを探す事ができません・・
検索方法が間違っているのでしょうか・・?
もしご存知であれば、教えて頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します!
Nanaさま
コメントありがとうございます。
お返事が遅くなって申し訳ありません。
私もいくつか検索をしてみましたが、確かにBクラスはでてきませんね。
2017年の修行と2019年の修行では状況や運賃も大きく変わっており、Bクラスが設定されていないのかもしれません。
また、国際線に加える国内線の積算率が2018年10月1日搭乗分以降から変更(実質は改悪)となったことも影響しているかもしれません。
そこで、もしも私が2019年に修行するのであれば、クアラルンプール発券のプレミアムエコノミー修行を選ぶと思います!
例として、5/19(日):クアラルンプール~羽田、5/25(土):羽田~那覇~羽田~クアラルンプールの海外発券パターンです。
エコノミーの場合、国際線:S/Wクラス(積算率50%)/国内線:S/Wクラス(積算率50%)の組み合わせで、総PPは7,254となります。合計金額は66,480円、PP単価は約9.2円です。
プレミアムエコノミーの場合は、国際線:Nクラス(積算率70%)/国内線:Yクラス(積算率100%)の組み合わせで、総PPは11,744となります。合計金額は96,580円、PP単価は約8.2円なのでエコノミー修行よりも楽でお得です。
PP単価はあがってしまいますが、プレミアムエコノミーでの修行は魅力的ですよね!
参考になれば嬉しいです(^-^*)♪